月と金星に思うこと

月と金星20180814

写真は昨晩に西の空に見えた月と金星です。
コンデジで撮った手ブレ写真ですが(笑)雰囲気は伝わるでしょうか。
本物はきらきらと輝いていました。

何年か前にもこんな月と金星を見た覚えがあります。
あんまり美しくて、ほんとうのものとは思われないような心持でずっと眺めていました。
今回はたまたまtwitterで「西の空を見て!」と教えて頂いて見る事が出来ました。
しばらくして家からは見えなくなってしまったので、見られて本当にラッキーでした。教えて頂いてありがとうございました。

月も金星もそれぞれに普段は当たり前に夜の空にあるのです。(見えない時もありますけれど)
見た時に「ああ綺麗だな」と思っても、こんなに心をつかまれはしないのです。
ふたつが組み合わさる事で、そして月が細い三日月な事で、とても稀有なものに感じてしまう。
人間の感覚の不思議なことです。

何を美しいと感じるかは、人によって違うのですが、この月と金星に多くの人が目や心を惹きつけられるという事は、共通した何かがあるという事でしょう。
その共通しているものを見つけ出したり引き出したりするのが、アーティストの仕事なのだと思います。

「美しさというのはこの世にひとつしかないものではない、私はこういう美しさを見出した、それを共有したい」そういう思いがあって、それを伝えるために描いたり踊ったり演奏したり等々します。

伝えるために必要なことも探します。技法を学び、先人の作品に触れ、日々自分の感覚を研ぎ澄まし、疲れ切った時にはあえて創作から身を引いて休む。
全て「自分にしか出来ないこと」です。他の人に代わっては貰えませんし、他の人がやっている事をそのまま持ってきても本質的に役には立ちません。

これはアートだけの話ではないのです。生きること全てがそうなのだと思います。
「自分にしかできないこと」は外を探してもどこにも見つかりません。自分の中にしかありません。

外側に頼るのをあきらめて、自分の中にしか答えがないと覚悟を決めたら、思いもよらない時に、思いもよらない形で、思いもよらないものがやってくる事もあります。そして、その時には自分に出来るわけがないと感じても、実はそれがほんとうに「自分のもの」であったりします。

期待することも悲観することもなく、肩の力を抜いてリラックスして、自分の「大好き」を大切にして生きておゆきなさい、と、月と金星に言って貰えたような気がしています。