平静に過ごしましょう

台風明けの琵琶湖

台風に続いて地震が、という日本。

被災されて今も不自由な状況におられる皆様にお見舞い申し上げます。

一日も早く平穏な生活を取り戻されると私は信じます。

今日は少し酷い事を書きます。人によっては激怒されるかもしれません。でも、私の真実ですので、書きます。

台風と地震が続いてやってきたので、ふたつをまとめて考えてしまって、日本はどうなってしまうのか・・・地球が怒っている・・・等々と心配と不安を増大させている声をたくさん目にしました。台風と地震がリンクしているはずはありません。それぞれにそれぞれのタイミングで起きている現象が、たまたま続いたのです。

今年は災害が多い年になる、どこで何が起きてもおかしくない、という話を、私は昨年末から色々な場面で聞いていました。

どんな事が起きるのか、あるいは何も起きないのかと思っていましたが、想像していた以上です。それも、警戒していない場所やタイミングで起きているという感じを受けています。このあとも、どこで何が起きてもおかしくないと思っておいた方が良さそうです。それぞれが自分で出来る備えをしておいて、あとは平常心で日常を大切に穏やかに生きるのが一番でしょう。

今回の台風と地震に関しては、被害状況の情報を見ないように情報断ちをして、自分の事に専念するようにして過ごしました。このあともそうします。

被害を受けている方々への応援の気持ちを持つことと、被害の情報を見続けていたずらに悲しみ続けるのとは、違うことだと思います。

こういう時に、「悲しい」というところにスポットを当てて感傷に浸らせようとするのはワイドショーなどのやり方で、前に進む力を失わせるものです。私はその方向へ行く気はありません。(悲しみに浸る事は中毒になるほどの快感がありますし、悲しんでいる自分を優しいと思いたいという気持ちもあるのかと思います。ですが、その方向は自分と他者の前進を阻みます。残酷な言葉ですが、本当にそう思います。)

現地でどういう事が起きているかの詳細を知り、それにどう対処するのかを考えるのは、対処する仕事をしている人の役目です。

災害が起きている場所に知り合いもなく、行ったこともなく、これといって関係もない身に出来ることは、TVやネットの情報を漁って「悲しい悲しい」と泣き続ける事ではなく、自分の心と体の健康を保ちつつ、自分の仕事に専念して、自分の備えをして、被害を受けた人へ義援金や物資を送ったりボランティアに入ったり出来る段階になったら、出来る事を出来る範囲でやる、そういう事だと思います。

我が身に起きてもおかしくない事が誰かの身に起きているのですから。

私は昔からこんな考え方をしていたのではありません。

2011年の震災の時には、私はまだTVを見る人でした。ニュースの映像を見て新聞を読んで、毎日ひたすら泣いていました。ある日、津波の映像を何度目か見ていた時に、「これを私が見て泣いていて誰のためになる?自分も駄目になるだけだ」と感じてTVから身を離して、被災地に心を寄せつつ、義援金を時々送りつつ、その時にやっていた仕事をして、日常をひたすら生きる事に努めました。辛かったですが、歯を食いしばってやりました。日本中の人がそうだったのではないでしょうか。

今でも、悲惨な事を見聞きすれば心は揺れ動きます。一度しっかり揺れ動いて、そのあとは冷静になるように努めています。

大変な事が起きているというのは判っている事ですし、辛い思いをしている人がいるというのも判っている事です。その現実は自分の中に受け入れた上で、冷静になって、静かに出来る事を淡々とやっていく。暗い気持ちに自分で自分を引きずり込むような事をやめて、明るい気持ちを保つ。それが今いちばん”役に立つ”事でしょう。

写真は台風21号が去った翌々日の琵琶湖です。静かな波が寄せていてぼんやりと白っぽい景色は心安らぐものでした。北海道で停電の夜を迎えた人たちが、「星空が綺麗だ!」とツイートしておられました。

こんなに美しいものを見せてくれて、生きるためのものを与えてくれる地球が私たちを懲らしめようとしていると、本当に思いますか?