型染版画作品の蔵出し投稿が続いておりますが、今日は着物のお話です。
ツバメ堂のHPやtwitterやFacebookページをご覧頂く方は、着物を着られる方が多いのでしょうか。
帯や半襟の作品をminneで販売するようになってから、着物関係の方とのご縁を頂いております。
まことに有難いことです。
今日はその着物関係の方へ向けてのお話なのです。
皆さま、着物の断捨離はどうされてますでしょうか。
先祖代々の貴重な着物を受け継いで来られている方には無縁のお話かと存じます。
私のような「にわか着物好き」は、オークションや東寺などの市でリサイクル着物を手に入れたり致します。
私は着物に目覚めてからの二年ほどは、オークションをずっと見て、欲しいもので手が届くものを落札して着ていました。
その着物が増えすぎているので、そろそろ断捨離をして、本当に好きなもの必要なもの着るものだけにしよう!と思い立ったのが昨年です。
「捨てる」という選択肢は最初から頭にありません。着物の買取業者に売る、寄付する、の2つの選択肢を考えました。
まず着物の買取について、ネットで調べに調べてみたところ、どうも信頼できるお店はなさそうに感じました。下手に問い合わせをして、自宅に査定に来られると、”貴金属の押し買い”の目にあわされるようです。(貴金属なんて全く、ほんっとうに、ま・っ・た・く!ないのですけどね)
そして、口コミのサイトもどうにも信用しがたい。
ひとつの業者の良くない口コミをしているサイトは、他の業者へリンクが貼ってある、といった具合です。
荒っぽい商売をしている所とは、出来るだけ係わり合いになりたくないので、買取の方向は考えない事にしました。
そもそもオークションなどで手に入れた着物なのですから。お金になるとは思わない方が身のためでしょう。
着物を高く買い取って貰う、というところよりも、「きちんと」扱って貰う、という事の方が、私にとっては価値があります。
では、寄付の方向ならば、着物を着物として大切に扱うところはあるのだろうか、と考えてネットで調べてみましたところ、ここならば良いかしら、と感じるサイトを見つけました。
災害支援リサイクルセンター
着物deスマイルは、以前にも一度着物をお送りした事がありました。今回調べて思い出しました。
HPを拝見する限りでは、宮城で活動されているようです。東日本大震災で被災された方や高齢者施設などで、着物の着付けなどのボランティア活動を展開されているようです。
活動記録の写真もあって、こちらにお送りしたら着物も荒っぽい扱いを受ける事はなく、着物本来の仕事が出来るのではないか、と思います。(HPの作りが簡素なところも、信用できると感じたポイントです・・・ごめんなさい)
活動記録の更新が2016年12月で止まっているのが気になるところなのですが・・・。
送料は送り主負担です。
災害支援リサイクルセンターは、着物に限らず様々なものの寄付を募り、リサイクル業者に販売して現金化し、収益金の一部を被災者支援に使う、という事のようです。
「一部」というのがそれなりに気になるところではありますが、寄付金額の報告がHPに掲載されていますので、確認してみてください。活動を始められてまだ浅い団体のようです(HPを拝見する限りでは2016年7月から?と思われます)
こちらは着物を着物として活用されるのではなく、リサイクル業者へ販売される、という事です。その後がどうなるのかはわからないのですが、被災者支援の一助に(ほんの少しであっても)なるのであれば、荒っぽい商売のネタにされるよりは良いかな、と思います。
こちらは有難いことに、ゆうパック着払いで受付をしてくれます。
いずれのサイトも、内容をよくよく熟読されてから、お問い合わせをされてくださいね。(いきなり送りつけるのはいけません)