昨日は所用で京都市内に出かけていました。
長刀鉾も組まれていました。
市内はとても暑くて、ぐったりして家に帰ってメールを開いたら、呉の友人から無事の知らせが届いていました。
営んでいる画材店はかなりの被害を受けて、泥をかき出したり片づけたりして、「前より広くなった、仕事が出来るようになった」と明るい言葉でした。
その言葉の後ろに色々な思いがある事は重々承知で、こちらもその言葉の通りに受け取りました。
「水や電気、人の温かさに感謝して頑張ってます」という言葉でメールが締めくくられていました。
幸いなことに友人の自宅とお店は断水をまぬがれたとの事。
それでも、大切なお店が大損害を受けたのは事実。
そこだけを見て、嘆き続けることも出来るのです。
友人はそちらを選ばず、水も電気も無事だった、お店も再開出来る、と考える方を選んで、淡々と自分の仕事に取組んでいるのでしょう。
いわゆる「引き寄せの法則」というものなどで、”光のほうを見る”、という事をラッキーな事を起こすためのテクニックか何かのように語られますが、本来はこういう事だと思うのです。
何が起きても、自分にとって明るく感じる方を選ぶ。そして出来る事をする。
言葉では簡単ですが、これが実際にやり遂げるのは覚悟がいります。
「何が」というところに、今回の災害のように、本当にとんでもない事が入ってきたりするのですから。
胆力が試されるのです。
友人は、それをごく自然にやってきているのでしょう。お店は以前のように、いえ、以前よりもっと、繁盛していくと思います。
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