昨日は住んでいる地域の近くで開催された花火大会に行ってきました。
電車にひょいと飛び乗って目的地まで片道30分もかからずに行けて
湖の上から打ち上がる花火を堪能して
混雑にも遭わず楽々と帰って来られる、私が最も気に入っている花火大会です。
会場に着いたのは花火が打ちあがる一時間ほど前。
砂浜にゴザを敷いて座り込んで、湖と空にかかるお月さまを眺めていました。
満月の一日前のお月さまはとても美しくて、他の観客の人たちも見上げては
「今日の月めっちゃ綺麗やな~」と盛んに写真を撮っておられました。
打ち上げる場所が見えるところへ来たのは今回が初めてなのですが
打ち上げるたびに筒から火の粉が巻き上がるのが見えて、更に迫力を感じました。
花火師の方は筒のそばにおられるのでしょうか。
打ち上げる方向や高さなど加減する技にも関心しながら花火を堪能しました。
有名な琵琶湖花火大会や、天神祭りの花火などなど、
数万発の花火を打ち上げるものに比べれば2000発の小ぶりな花火大会です。
人によっては「しょぼい」と感じるかもしれません。
打ちあがる花火の数の多さだけが花火大会の価値ではないと私は思います。
花火を堪能した後で、家族とのんびり田舎道を歩いて駅へ向かって、
すぐに電車に乗って混雑に遭うこともなく気分よく帰って来られるというのは
かなりのポイントの高さです。
毎年、ここに住んで良かったなと改めて感謝の気持ちを感じます。
花火の間もずっとお月さまが美しくて、一緒にご覧になっているようでした。
夏の終わりに良いものを見られました。