一昨日出かけた今津の浜で見た
ユリカモメがぐるぐると飛んでいた情景が忘れられません。
大きな円を描いてくるくると廻り続けたり
円をといてあちこちを回遊したかと思うと
また円を描いたり。
何故こんな動きをしているのかわからないまま
ただ魅了されてずっと眺めていました。
まるで集団でダンスを踊っているようでした。
全体の動きを決めている鳥が一羽いるというのでもなさそうで
それでいて統制がとれているのです。
それぞれの鳥が「個」でありつつも「全体」である
そういう状態なのでしょうか。
ヒトという種族があれを真似しようとすると
かなりの練習と訓練が必要でしょう。
ヒトには「自我」という少し厄介な荷物があります。
鳥たちの見事な群舞に出会えたことに感謝です。
あれを描きたいと考えるのはおこがましいでしょう。
それでもあの場面を見せてもらったのが
意味のない単なる偶然とは思いません。