あいちトリエンナーレ

先日OTTAVAのサロンコンサートが開催されるのを聴くために名古屋へ行って来ました。
コンサートは午後でしたので、午前中に名古屋に着いて、
あいちトリエンナーレを見てきました。

表現の不自由の件で炎上して、すっかり有名になってしまいましたが
密度の高い現代アートを楽しめる展示でした。

私が最も楽しみにしていたのは、ウーゴ・ロンディーネの≪孤独のボキャブラリー≫
https://aichitriennale.jp/artwork/A06.html
いわゆる「映え」るインスタレーションなので、SNSなどで写真をたくさん見ていて
実際に体験したらどんなだろうと想像していました。

部屋の扉を開けて室内を目にしたとたんに、じわっとした気持ちになりました。
室内に座ったり、横になったりしているピエロたちは、等身大の人と同じ姿で、
鼓動や呼吸をしているのではないかと感じるほどのリアルさです。
ピエロたちはそれぞれが少しずつ違っていて個性を持っていて、
わたしや誰かと同じ存在に見えます。
私は、この部屋に行ったら、私と同じピエロを探そうと思っていたのですが
どのピエロも、すべて私でした。

ピエロに近づいてじっと見ていると、わたしや誰かを外側から見ているようでいて
実はそこにいるのは自分自身で、部屋いっぱいに自分がいる。
そんな感覚になりました。

作者は「孤独」を描いているらしいのですが(前述のリンク先を参照)
私が感じたのはむしろじわりと温かいもので、
ヒトという存在への愛おしさが静かにわいてくる体験でした。

メインの愛知県美術館の展示は、他にも見ごたえのある作品が多く、
時間の制約があって映像作品を全て見る事が出来なかったのは残念でした。

あいちトリエンナーレ

あいちトリエンナーレ

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