型染ワークショップのお話・その3

型染ワークショップA

型染ワークショップのお話・その2の続きです。

静京呉服京染店さまで開催していたワークショップは、あらかじめ作っておいた型と、摺り染に使う顔料や刷毛などを準備して、摺り染の方法を実演でお伝えして、摺り染の練習をして頂いて、あとは自由にご自身でお持ち頂いた素材に柄をつけて頂く、というものでした。

型と色を選ぶ、更に柄をつける位置を選ぶ、というところにそれぞれの感性が発揮されてきます。同じ型に人気が集中する時もあるかと思えば、次の回ではその型は完全にスルーされてしまったり。前回に人気のあった型を慌てて複数作っていても、使われない事もあったりなどしました(笑)

その時に集まった人によって「場」が作られるのです。

たまたま同じ時に申込みをした人たちが、同じ時間を過ごして、それぞれの作品を、共に作っている。ワークショップの醍醐味は、実はここなのではないか、と、回を重ねるにしたがって、そう感じるようになりました。

「摺り染を体験して、技法を身につけて、ものを作るのを楽しんで、良いものを作って持って帰って頂く」という事をひたすら目指してワークショップに臨んでいましたが、更に「その場の空気を楽しんで、作ったものと一緒にその”楽しさ”を持って帰って頂く」が加わりました。

当日作られた作品を後日使われる時に「あの日は楽しかったなぁ」という気分を思い出せて少し気分が上がる。そういうところを目指したいと思うようになりました。

これを「自分がやる」と考えて臨めば、おこがましいものになり、空気が重たくなってしまいます。(何でもそうですね。「自分が」になると)

その場に集まる方によって楽しさは作られますので、私は自分自身が楽しむ、という姿勢になり、ワークショップに臨む時にがちがちになっていた肩の力が抜けて、更にその場の空気は軽やかに、楽しいものになりました。

摺り染だけでなく、更に上級のワークショップを、とのお声も頂いて、デザインからご自身オリジナルの作品を作るワークショップも、ごく少人数でクローズですが、開催させて頂きました。とても濃密な時間で、私自身が一番勉強になったワークショップでした。

今は空堀ワークショップフェスにはお邪魔しておりませんが、アトリエで開催しているワークショップでも、やっている事は基本的に同じです。

初めて会う人と、初めてチャレンジする技法で、自分のものを作ってみる。そういう体験をしてみたいと思われたら、どうぞお気軽にご参加くださいませ。

型染ワークショップ

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