型染ワークショップ

今月の9月に3日(土)と11日(日)、二回にわたって

大阪の静京呉服京染店さんにて型染ワークショップを開催しました。

毎年春と冬に谷町界隈で行われている空堀ワークショップフェスに参加して、静京さんで摺り染ワークショップをさせて頂いています。

これは、既に出来ている型を使って、参加者ご自身にご用意頂いた素材に自由に柄を摺り染して頂く、というものです。

毎回会場が興奮のるつぼと化し、皆様に喜んで頂いている企画なのですが、何度かご参加頂いている方々の中から、「次の段階に進みたい」という有難いお声を頂戴していました。

そこで、店主の川島さんとも相談して、参加者ご自身のデザインで、型を作って頂いて、オリジナルの半襟を作る、という「型染虎の穴」(古いですけど・・・出典はタイガーマスクですよ)をやってみよう!という運びとなり、開催に至ったのです。

参加者の皆さまには、第一回のワークショップまでにデザインを各自考えて頂いて、それを元に第一回9月3日(土)は型紙用の紙で型をデザインナイフで彫って頂きました。

型染ワークショップ01

お持ち頂いたデザインをカーボン紙で型紙用紙に写します。

型染ワークショップ02

もくもくとひたすら型を彫っています。。

力と根気と集中力が必要な作業です。

(でも、爆笑トークが繰り広げられていました)

第一回はこれにて終了。

型紙用紙にデザインを写す工程を含めて三時間。

事前にデザインを印刷して来られた方もいらっしゃいました。

型彫りが終わらなかった方は、次回までに彫って来てね♪の宿題です。

第二回の9月11日は、作った型を使って、いよいよオリジナル作品の完成を目指します。

参加者の皆さまが摺り染は何度も体験済みの方々でしたので、型をどう配置して全体を作るか、どの色を使うか、などなど、ご自身のアイデアでどんどんと作品を作っていかれました。

型染ワークショップ03

作業中のテーブルを上から見たところ。

顔料、刷毛、絵皿、型、色見本、などなどに囲まれつつ集中している空気感を感じて頂けますでしょうか。

(とはいえ、爆笑トークで和気あいあいでした・・・)

型染ワークショップ04

摺り染め中。真剣です!

こちらの方は、連続模様のデザインをされました。

顔料を摺っていくうちにずれていかないよう、注意が必要な柄ですが、ご自身の作りたい柄にチャレンジされています☆

型染ワークショップ06

こちらがその型を使って一部だけを試し摺りしてみたところ。

グラデーションが非常に美しく仕上がっています♪

型染ワークショップ06

こちらの方は、小さいパーツの型をたくさん作って、それを色々な組み合わせ方をして柄をどんどん摺り染して行かれました。

この形をこう組み合わせるのか!と拝見していてアイデアの豊富さに感心しきりでした。

型染ワークショップ07

こちらの方も、いくつかの型を作って、それを組み合わせて絵を作っていかれました。

真ん中にいるのオオサンショウウオ。質感が見事です!

型染ワークショップ09

型染ワークショップ08

オオサンショウウオを摺り染した後に流水文、山椒の枝の型を使って絵を作っていきます。

そして、皆さまの完成品がこちら。

型染ワークショップ10

同じ型で色違いを作られました。

型染ワークショップ11

色々なパーツの型を組み合わせて四点のオリジナリティあふれる作品です♪

型染ワークショップ11

ご自身が愛してやまないオオサンショウウオの世界を見事に一枚の半襟に表現されました!

デザインをする時に色も含めて完成状態を作ってのご参加でした。

ワークショップをすると、いつもそうなのですが、講師の私が一番勉強になりました。

道具などの情報もどんどんと新しいものをシェアして頂けて、とても実りの多いワークショップでした。

このワークショップのいいところは、何と言ってもご自身が作りたいものを作れる!というところなのです。

あらかじめ作ってある型を使ってのワークショップでも、柄の配置や色の選択でオリジナリティは出せますが、ある程度まで、なのです。

自分がデザインした柄で、型を彫って、作品を完成させる、というのは、大変は大変なのですが、満足度は高くなります。

そして、いつもの摺り染ワークショップとの大きな違いは、ご自身の型をお持ち帰り頂ける、という事です。その型を使って、ご自宅でも作品をつくれるようになります。

今回は、型にするデザインを考える際に必要な要素もお伝えしましたので、また更に別のデザインも考えて新しい作品をつくることも可能でしょう。

ご参加頂きました皆さま、お疲れさまでした&ありがとうございました♪

このようなワークショップの機会をもっと増やしてゆきたいな・・・というのが今の私が感じているところです。

準備してある型を使って摺り染だけをするもの、型を彫るもの、そしてデザインを一からオリジナルの作品を作るものと、いくつかの段階のものを出来ないかなと、ただ今考え中でございます。

固まりましたら、また、ご案内をさせて頂きますね♪