本にだって雄と雌があります

浪花版『百年の孤独』とでも名付けたい、虚構と現実日常と非日常が交錯しどちらがどちらか判らなくなり、そのうち読んでいるのか読まれているのか自分がいるのは地球の日本という国土の上なのか何処か知らぬ宇宙の彼方を漂っている最中なのかと、己が消えてゆく感覚を堪能できる。
言葉の奔流凄まじくボルネオのジャングルで遭遇する司書の操る怪しげな大阪弁風魔導言語には関西圏以外に棲息し軽々しく関西弁もどきを発する者に対する揶揄すらも感じさせ猛省を促す力まである。
わたくしも混書なるものを生じせしめてみたいところだが乏しい蔵書にて期待は持てぬ。かくなる上は最寄の書店図書館にて実験を試みたい衝動に駆られる。
日本中の書店図書館資料館で蔵書がむやみに動かされる事件が頻発する懸念あり。全国の書店員ならびに司書の方々監視を怠りなく。

案外著者も司書という職業にある身なのかも知れぬ。