型染版画「風」/ Type dyeing print “Wind”

型染版画「風」部分

型染版画「風」

型染版画「風」/ Type dyeing print "Wind"

同じ鳥の形をランダムに配置するシリーズの作品です。

和紙にあらかじめ顔料を何度か重ねてマチエールを作った上に鳥をランダムに配しています。

再現性がありませんので、版画といっても、モノタイプです。

この作品と同じ技法です。

型染版画「風」

型染版画「風」

この時に書いたのと同じ事を書きます。

ひとつの決まった「型」を使っていませんので、厳密に言うと「版画」とは言えないかもしれません。

おなじ形の鳥をランダムに配置して制作していますので、一回限りの作品です。

(モノタイプと言えばいいのでしょうか)

以前に展覧会をしていたギャラリーのオーナーと一緒に京都の鴨川にかかる橋を渡っていた時に見た光景が元になっています。

夕方になっていて、空を鳥たちがずっと回遊するようにぐるぐると飛び回っていました。

それをずっと眺めていて(オーナーは付き合ってくださっていて)あの鳥が風をつくっているようだと感じました。

鳥が強い風に吹かれて飛んでいる光景を時々見ることがありますが、鳥が風に吹かれているのか、鳥が風を作っているのか、と、そう感じることがあります。

鳥が飛んでいるから風が吹いてくるのかと。

空気があるから私たちがいられる、というのが科学の常識なのでしょうが、私たちがいるから空気があるのかもしれません。

だとしたら、責任があると思います。自分を大切に生きるという責任が。


It is a work of series that randomly arrange the shape of the same bird.

Pigs are put on the Japanese paper several times before making the matière, and the birds are randomly arranged.

I can not make the same again. It is a mono type.

型染版画「風」部分