型染版画「丑」 / Type Dyed Print・USHI

型染版画「丑」

型染版画「丑」

十二支展の際に制作したものです。

(前投稿と同じく、その時に制作した型を使って後年に制作したものです)

主なモチーフの牛や背景の曲線に細かく色を入れて「そのもの」を表現する、というやり方をすっかりやめてしまって(以前はやっていたのです)、画面を二色で大きく染め分けてしまう、という色の入れ方は、岡村吉右衛門氏の作品に影響を受けています。

型をデザインする時にはその型だけで美しいか、というところにポイントを置いて制作し、糊を置いて色を入れる段階では、画面全体の色が美しいか、どんな印象を受けるか、にポイントを置きます。

(実際に制作している時には頭でそんな事は考えていませんが・・・)

細かく色を入れたほうが、「型染っぽく」なって受け入れられやすい作品になるのかもしれませんが・・・。

武蔵野市の小さなカフェギャラリーで十二支展を行った時に、何も語らずに展示全体をご覧になったあと、静かにコーヒーを飲んでおられたお客様が、帰り際にこの牛の作品をすっと購入された事が今でも忘れられません。


This work was made as one of the twelve horary signs.
The screen is divided into two large colors.
This is not a traditional technique of mold styling, but it is a way of fitting to me.